
バリアフリーへの
チャレンジ
砂丘セグウェイガイドツアーは、鳥取砂丘へ様々な“期待や憧れ“を抱いて訪れる、家族連れをはじめ、体力に自信のないご年配層や女性の方など、全ての方々に「遠目から一目砂丘を見る、馬の背を往復する」といった「砂丘を見た」という楽しみ方だけでなく、想像した以上の喜びや感動を持ち帰って頂ける機会になればという想いのもとにサービス提供しています。
鳥取砂丘は国内で唯一の観光砂丘となっており年間100万人を超える来訪者がありますが、一方で、訪れたいけど諦めている方(ハンディがある方)、一目見るだけにとどまっている体力に自信のない方や足腰の弱い方も多くいらっしゃると考えています。
鳥取砂丘では現在、砂丘地用の車椅子が導入されておりバリアフリーな環境が整備されておりますが、広大な砂地でありアップダウンがあるロケーションですので、手押しの車椅子は押すほうは大変きつのが実情です。


車椅子型セグウェイ
このようなバリアフリーの現状がある中で、海外へ目を向けると、
人々の移動手段として町中などでパーソナルモビリティの環境整備が進んでいます。
そしてスイスやイタリアの方では、「車椅子型セグウェイ」が一定数普及しており、ハンディのある方や足腰の弱い方の日常の移動手段の一部となっていたり、移動すること自体を楽しむツールの1つとなっています。
ちなみに車椅子型セグウェイは、セグウェイがベースとなっており、信頼性が高く、荒地やオフロードでも走れる走破性を備えています。




Barrier-free
日本では、この車椅子型セグウェイは電動車椅子とは位置づけられていないので、道路交通法の関係で公道で使用する事はできませんが、
例えば鳥取砂丘を周遊し楽しんでもらうための足となる可能性があるのではないかと考えており、足腰の弱い方やハンディを持つ方にとって、
既存の砂地用車椅子に加え、砂丘周遊観光の幅広げる選択肢の1つとなる可能性を感じています。
車椅子型セグウェイを導入し、来場者へ貸し出し提供するまでには、様々な理解や趣味レーション、ガイドラインの策定、運用方法の検討などハードルはありますが、
鳥取砂丘というこにしかない素晴らしい空間を、より幅広い方々が体感できるようバリアフリー環境の整備が進めば、これまでになかった大きな感動や喜びが生まれることになり、
素晴らしい光景がたくさん生まれると思います。
車椅子型セグウェイが導入されたとしても、観光客数の増にはそれほど変化をもたらすものではないかもしれませんが、その意義は大変大きいものだと考えています。
このパーソナルモビリティ「車椅子型セグウェイ」が、これまであきらめていた砂丘観光や、砂丘をパートナーに力を借りずとも一緒に並んで楽しめるようなツールとなり、
これまでなかった人の喜びや感動が生まれるより魅力的な鳥取砂丘となることを目指して検討を進めて参りたいと思います。
