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とっとりSDGs 環境保全アクション2021

砂丘セグウェイ × 環境保全アクション

SANINKAIGAN National Park Environmental Preservation Action

本取り組みが 11/3日 日本テレビニュースZEROで取り上げられました

鳥取砂丘海岸線の漂着ゴミ問題

鳥取砂丘海岸線は、日々流れつく海洋漂着ゴミによる景観、海浜環境悪化の課題が見られます。

一定のクリーン活動は行われていますが、大きくは年1~2回のスポット的な活動が主となっており、一時的な改善は見られるものの、追いついていないのが現状です。

 

とは言え日常的にボランティア清掃活動を行えるかといえば、鳥取砂丘は駐車場等から海岸までの距離は遠いところで約1~2キロもあり、加えて起伏も激しいため手軽に行ける場所でなく日常的に継続して行うのは実質困難です。

また、昨今のコロナ禍で1度に数百人、数千人規模が集まって清掃活動を開催すること自体が敬遠されており、この状況はもうしばらく続くと考えられます。

事実、例年4000人程度参加者がある砂丘一斉清掃ですが、昨年秋の参加者数は半数以下、令和3年春においては中止となっています。

行政負担の観点でも限界があり、こういった社会変化もある中で、今後は代替的な取組み方を考え、アクションを起こしていく必要があると感じます。

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セグウェイを海岸ごみ問題に活用できないだろうか?

SANINKAIGAN National Park Environmental Preservation Action

日ごろからセグウェイを活用して走行コース沿いのゴミ拾いなど清掃活動を実施してきた経験から、セグウェイは乗り降りが簡単で機動力に優れていて、手軽に広範囲を移動できるという利点があり、小回りも利くため、重機では入りずらい場所などにも容易にアクセス可能といった特徴があります。

また、セグウェイは充電式の乗りものであり、走行中にCO2(温室効果ガス・排出ガス)を出さないため、環境に配慮した乗り物で、静音性にも優れ、加えてしっかりとした走力も備えており、重量のあるものも運搬することが可能です。

 

まさに鳥取砂丘のような広大な公園の清掃活動(広範囲を移動しながら乗り降りし大小様々な漂着物等を効率的に回収していくような作業)に非常に適している動機ツールだと感じていました。

こういった特性を活かしつつ、一過性の清掃イベントや負担が大きく恒常的な取組みが難しいボランティアでもない、「アドベンチャーツーリズム(自然体験アクティビティ)の中に、環境保全活動を+αすることで、楽しみながらも日常的に環境保全活動を継続できる仕組み」として2021年「おそうじセグウェイ」をスタートしました。このような形で取り組んでいく事で、環境課題の解決に持続性をもって寄与し続けていくことが可能ではないかと考えています。

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SDGs推進活動 (14:海の豊かさを守ろう)

SANINKAIGAN National Park Environmental Preservation Action

おそうじセグウェイの実施では、海洋漂着ゴミの削減を図り、もって海洋環境保全と国立公園の景観改善に資することを目的とします。

海洋プラスチックごみ汚染は、地球温暖化(温室効果ガスの増加)、自然災害の増、気候の極端化(猛暑、豪雨、干ばつ)、生態系を含めた海洋環境の悪化や海岸機能の低下といったいずれもグローバルな課題ではあるものの、景観への悪影響、海浜エリアの観光への影響などを引き起こしているというだけではなく、”プラスチック漂着の多い海浜に生息する魚貝類においては、プラスチックを介した有害化学物質の濃度増加が引き起こされていることが判明した(環境省 海洋プラスチック汚染対策室 令和2年6月)”といったマイクロプラスチック問題についての報告もあり、私たち人体への影響懸念にも密接に繋がっている問題です。

これらのことからも、個々の問題であってもそれぞれが相互に関連し全てが繋がっている課題であり、自分たちの生活とも密接に関係する身近な課題であることを知る理解する機会とし、セグウェイや景色を楽しむのとはまた違った観点から参加の満足度を高め、取り組みの輪を広げていきたいと思います。

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脱炭素化への取り組みとして (13:気象変動に具体的な対策を)

SANINKAIGAN National Park Environmental Preservation Action

電動パーソナルモビリティ活用の形として

カーボンニュートラルに向けたグリーン社会の実現、また新型コロナウィルスの危機により社会のあり方が問い直されている今、「脱炭素社会」「循環経済」「分散型社会」への3つの移行により、経済社会を「リデザイン」し、グリーン社会を実現していかなくてはならない中で、私たちだからこそできるアクションとして、

“重機(石油燃料)による清掃の回数を増やそう!”といった形ではなく、Co2排出0、車重も50キロ程度と、数トンもある重機に比べ環境にやさしいパーソナル電動モビリティ(セグウェイ)を活用し、エコで持続可能な取組みの形であることを示せられるよう実施していきます。

活動に際しては、植生への配慮、景観への配慮(タイヤの跡を極力消す)に最大限努めながら計画に則して行っていきます。また海浜環境や生態系に重要とされている流木類は回収していません。

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ABOUT US

For Permissions, etc.

・私たちは「とっとりSDGsパートナー」制度に登録参画しています。

・本取り組みは鳥取県をはじめ関係各者との調整の上許可を得て実施しています。

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目的:鳥取砂丘の砂丘海岸に漂着した海洋漂着ゴミの回収・運搬を持続的に行い、景観及び海浜環境の維持、改善をするため。

場所:鳥取砂丘西側(特別保護区域外) ※航空写真参照

回収対象物:プラスチック類・瓶・ガラス・ロープ・ブイ・ゴム類・釘・網・発砲スチロール・蛍光灯・ペットボトル類・アルミ・鉄等

特に漂着ゴミの散乱する海岸エリアまでの軌道について: 当該地は起伏に富んだ場所となっており、これら起伏等(傾斜や砂の移動による路面状況)を踏まえ、関係各者との現地立ち合い調整の上、海岸漂着物を安全に回収運搬でき、かつ必要最小限、最短ルートを運行するとして許可を得ています。

海洋漂着ゴミ回収量

約1.25 t

約635kg

(ゴミ袋170袋)

約615kg

(大型ごみ)

2021年12月現在

~美しい国立公園や海岸線の未来へ  ~ 継続は力なり ~

SANINKAIGAN National Park Environmental Preservation Action

今後ますます深刻化していく事が予想される海洋汚染問題や地球温暖化。

世界の危機的な変革期において、グリーン社会の実現(「脱炭素社会」「循環経済」「分散型社会」)は、事業者として果たすべき責任と認識し、小さくとも具体的かつ継続性のある取り組みをしていかなければならないと感じています。

 

また、国立公園山陰海岸 鳥取砂丘は”ユネスコ世界ジオパーク”に登録認定されている山陰海岸の中に位置する代表的な景勝地であもあります。世界ジオパークは「国際的な地質学的重要性を有するサイトや景観が、保護・教育・研究・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域でなければならない」とされております。

私たちなりのアクションとして、Co2排出0,電動パーソナルモビリティを活用し、鳥取砂丘海岸線の海浜環境改善、景観改善を主眼としつつ、観光客の満足度向上・事業者の価値の向上含めこれらを好循環させることで、「保護・教育・持続可能」に則した仕組みの一例となるよう関係各者と協議しながら進めていきます。

コロナ禍において、鳥取砂丘だけでなく、広大で人の密の心配の少ない全国の国立公園やビーチ、美しい海岸は、人々の休息の場所、密の不安を感じず安らげる時間を過ごせる場所として、今後さらに人々にとって大切な場所になっていきます。

そのような貴重な場所が海洋漂着ゴミで侵され、またそれらの漂着ゴミが海へ戻っていくのを傍観しているわけにはいきません。

我々のリソース特性を活かし、仕組みを考え、海洋ごみの削減、美しい国立公園や海岸線の未来へ寄与していきたいと考えています。

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◇自然公園法・規制を厳守した運営◇​

鳥取砂丘は自然公園法により、

許可車両以外の車馬(バイク、車、自転車、バギーなど)の乗り入れが

規制されており、違反した場合は法律により厳しく罰せられます

(6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金)

本取り組みは法を順守しその他必要な許可を得て実施しています

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